TOHOシネマズ名古屋ベイシティで「シェフ ~三ツ星フードトラック始めました~」を観る。同じような仕事だけど、違うこと。それはなぜなのか。やっぱり、本質を探らないとダメなんだ。名前や見かけだけではダメなんだ。
一流レストランの料理人カール・キャスパー(ジョン・ファヴロー)はオーナー(ダスティン・ホフマン)と衝突。創造性に欠ける料理を作ることを拒み、店を辞めてしまう。マイアミに行ったカールは、とてもおいしいキューバサンドイッチと出会い、元妻(ソフィア・ベルガラ)や友人(ジョン・レグイザモ)、息子(エムジェイ・アンソニー)らとフードトラックでサンドイッチの移動販売を始めることにする。
引用元:映画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』 – シネマトゥデイ
出てくる料理はもちろんおいしそうなんだけど、それを作っている時に流れている音楽もおいしそうなんだよね。…なんだろう「おいしそうな音楽」って。食欲を増す音楽っていうか、お腹が空く音楽っていうか。とにかく、耳からもおいしさを感じる作品です。
カールがレストランを辞めて、自分が何をやりたいのかを見つめ直して選んだのは、フードトラックの道。でも、フードトラックをやるのは元の奥さんから薦められてもあまり乗り気じゃなかったんだよね。自分がやりたいことの本質がブレていなければ、具体的な手段はあまり関係ない。
ボクも昔はラジオをやりたかったんだけど、今はそうでもないんです。ラジオ「的」なものがやれればいいんじゃないか、って。自分が思うラジオ的なものがやれれば、テレビでも文章を書いていても本質は変わらないもの。
カールも、フードトラックの準備をしていたり、実際にキューバサンドを作ったり、次の街へ移動している時は楽しそうだった。料理を作るということは一流レストランでもフードトラックでも同じなんだけど、自分が思うようなことができないならば、やっぱり違うことなんだろう。
しかし、カールはなんであんなきれいな人と結婚できてたんだろう。そして、分かれてもカールのことを思ってフードトラックをやることを薦めたんだろう。きっと、カールは自分がやりたい仕事をしている時が一番魅力的で、そこに奥さんが惚れてたんだろうな。やっぱり、やりたいことをしている時は人は魅力的なのだ。
それから、父と息子が一緒にフードトラックに乗っている間、父は父として成長し、息子もたくましくなっていく。…そう、TwitterやFacebookを使ってフードトラックを宣伝している息子も偉いよね。SNS時代のマーケティングだよなあ。
組織を離れたって、人柄と技術を持っていれば、SNSでうまく拡散すれば素敵な仕事ができるんだよなあ。そんなカールの生き方、うらやましい。いい息子を持っているし。そんな仕事、したくなったなあ。…ちょっと考えようか。
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